寝る前にスマホを見ていると、布団に入ってもなかなか眠れない。そんな経験が続くと、「やっぱりブルーライトが原因なのでは?」と考える人は多いかもしれません。実際、寝る前のスマホと睡眠の関係については、ブルーライトの影響がよく取り上げられています。
しかし、ブルーライト対策をしているのに眠れない、スマホを少し控えただけでは改善しない、と感じている人いるようです。

では本当に、寝る前のスマホが眠れない原因はブルーライトだけなのでしょうか。結論から言うと、影響する要素はそれだけではありません。スマホが与える情報刺激や生活習慣との関係も、眠りに大きく関わっています。

そこで今回の記事では、ブルーライトの役割を整理しつつ、それ以外に見落とされがちな原因や、無理なく見直すためのポイントを解説します。「やめられないから無理」と感じている人でも取り入れやすい考え方を紹介してあるので参考にしてください。

寝る前のスマホはなぜ眠れないのか

寝る前のスマホが眠りに影響する様子を表した寝室

寝る前のスマホが眠りに影響すると言われる背景には、いくつかの理由があります。多くの場合、「スマホ=ブルーライト」というイメージが先行しがちですが、実際にはそれだけで説明できない部分もあるようです。

まずは、なぜ寝る前のスマホが眠れないと感じやすいのか、基本的な考え方を整理していきましょう。

ブルーライトが眠りに影響すると言われる理由

ブルーライトは、太陽光にも含まれる波長の短い光で、朝や昼に浴びることで体を目覚めさせる役割を持つ光だと言われています。本来は活動時間帯に役立つ光ですが、夜に浴びることで、体や脳のリズムに影響を与えることがあるのです。
スマホの画面は目との距離が非常に近いため、夜間でもその影響を感じやすくなります。

  • 夜でも昼間のような明るさを脳が感じやすい
  • 眠気を感じにくくなることがある
  • 画面を見続けることで目が冴えやすい

    夜にブルーライトを浴びると、脳が「まだ活動する時間だ」と判断しやすくなりるのです。その結果、布団に入っても眠気が弱まり、「まだ起きていたい」「なかなか眠れない」と感じることがあります。
    また、スマホは小さな画面を集中して見続けるため、目や脳が休まる前に刺激を受け続けてしまう点も特徴です。

    さらに、ブルーライトの影響は浴びる時間帯や量、個人差によって感じ方が異なります。短時間であればあまり気にならない人もいれば、少し見ただけでも目が冴えてしまう人もいます。このため、「ブルーライト=必ず眠れなくなる」と断定することはできませんが、寝る前にスマホを使うと眠りにくく感じる人が多い理由の一つであることは確かです。

    ブルーライト対策をしても眠れない人がいる理由

    ナイトモードを使ったり、ブルーライトカットの設定をしていたりしても、眠れないと感じる人は少なくありません。この場合、光そのものよりも、スマホが与える刺激全体が関係している可能性があります。

    画面の明るさを抑えても、情報を見続けることで脳は活動状態を保ちやすくなるのです。また、「あと少しだけ」と使い続けてしまうことで、寝る時間が後ろ倒しになり、生活リズムが乱れる原因にもなります。
    ブルーライト対策は一つの工夫ですが、それだけで解決しないケースも多いのが実情です。

    ブルーライト以外に見落とされがちな原因

    寝る前のスマホによる刺激をイメージした室内の様子

    寝る前のスマホが眠れない原因になるのは、光だけではありません。内容や使い方そのものが、睡眠に影響を与えていることもあります。ここでは、ブルーライト以外に見落とされがちなポイントを見ていきましょう。

    スマホの情報刺激が脳を覚醒させる影響

    スマホで見る内容は、脳にさまざまな刺激を与えます。特に寝る前は、こうした刺激が強く残りやすくなるのです。

    • SNSやニュースで感情が動きやすい
    • 次々と情報を処理する必要がある
    • 考え事が増えて頭が休まらない

      これらの刺激によって、体は横になっていても、脳は「活動中」の状態になりやすくなります。その結果、布団に入っても気持ちが切り替わらず、眠りに入りにくくなることがあるのです。光よりも、見ている内容そのものが問題になるケースも少なくありません。

      寝る前のスマホ習慣が睡眠リズムを乱す理由

      スマホを見ているうちに時間を忘れてしまい、予定より遅く寝てしまうことはよくあります。これが続くと、就寝時間が日によってバラつき、体内リズムが整いにくくなってしまうのです。

      「今日は少し遅くなったから明日は早く寝よう」と調整しているつもりでも、リズムが安定しないことで、眠りの質が下がってしまうことがあります。こうした習慣の積み重ねが、寝つきの悪さや夜中の目覚めにつながることもあります。

      気になる人は、「寝る前の過ごし方で眠れない夜が変わる?睡眠の質を高める習慣」も参考にしてください。

      寝る前のスマホが夜中に目が覚める原因になることも

      夜中に目が覚めやすい状態をイメージした寝室

      寝る前のスマホ習慣は、寝つきだけでなく、途中で目が覚めやすくなる原因になることもあります。眠れたと思っていても、実際には睡眠が浅くなっているケースも考えられるのです。

      夜中や朝に目が覚めやすくなる理由

      寝る前に強い刺激を受けると、眠りの深さに影響が出ることがあります。

      • 深い眠りの時間が短くなりやすい
      • 脳が完全に休息しにくい
      • 少しの刺激で目が覚めやすくなる

        この状態では、夜中や朝方に目が覚めやすくなり、「しっかり寝たはずなのに疲れが残る」と感じることもあります。

        「寝つけたから大丈夫」が落とし穴になる理由

        スマホを見ながらでもすぐに寝られると、「自分は大丈夫」と思ってしまいがちです。しかし、寝つきが良くても、睡眠の質が保たれていない場合があります。

        途中で目が覚める回数が増えたり、朝早く目が覚めたりする場合、寝る前の過ごし方を見直す余地があるかもしれません。

        気になる人は、夜中3時に目が覚める理由とは?眠れない原因を解説の記事も参考にしてください。

        寝る前のスマホを見直すための現実的なポイント

        「スマホをやめなければ眠れない」と考えると、かえってストレスになることもあります。大切なのは、完全にやめることではなく、使い方を見直すことです。

        寝る前のスマホ習慣を見直す前向きなイメージ

        完全にやめなくてもできる工夫

        スマホを使う前提でも、意識を少し変えるだけで影響を抑えやすくなります。

        • 刺激の少ない内容に限定する
        • 使う時間をあらかじめ決めておく
        • ベッドの上では操作しない

          これらを意識するだけでも、気持ちの切り替えがしやすくなります。無理なく続けられる工夫を選ぶことが大切です。

          スマホ以外の寝る前習慣も合わせて見直す

          寝る前の時間は、スマホ以外の行動も睡眠に影響します。照明の明るさや、考え事の多さ、就寝時間の安定なども重要な要素です。

          スマホだけに原因を求めるのではなく、寝る前全体の過ごし方を見直すことで、眠りやすさが変わることもあります。

          まとめ

          寝る前のスマホが眠れない原因になるのは事実ですが、ブルーライトだけがすべてではありません。情報刺激や生活習慣、考え方の影響も大きく関わっています。大切なのは「スマホを使っているかどうか」ではなく、「どんな使い方をしているか」です。

          無理にやめようとせず、少しずつ見直すだけでも、眠りやすさが変わることがあります。できるところから取り入れ、自分に合った寝る前の習慣を見つけていきましょう。